MENU
塩ラーメン

【#094】鯛白湯ラーメンの作り方

Sea Bream Thick White Broth Ramen

今回は、前回の「鯛出汁らーめん」に引き続き、鯛のアラから作る『鯛白湯ラーメン』を作りました。

スーパーで格安で売っている鯛の頭と中骨を使用して、圧力鍋を使って食材の旨味を最大に引き出します。

鯛の旨味を消さないようにに、材料も極シンプルにするのが大切です。

小池さん
小池さん
まさに鯛の旨味が詰まった一杯!
やまさん
やまさん
圧力鍋を使うことで、特に鯛の「あたま」部分のゼラチン質や旨味をしっかり引き出します。

今回のポイントは

  1. 焼いた鯛のアラをメインにした白濁スープ
  2. 低温調理チャーシュー細長に切った九条ネギをトッピング
  3. 帆立のうま味を含む特製の塩タレとチー油から作った特製の”鯛の香味油”を使って仕上げます

それでは早速『鯛白湯ラーメン』の作り方を見ていきましょう!

🍜鯛白湯ラーメン・これだけは押さえたい3つのポイント

『鯛白湯ラーメン』を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。

今日のポイント

Point①: 鯛のアラを一度焼くことで得られる3つのこと

Point②: 圧力鍋を使って鯛の旨味を絞り出す

Point③: 味の決め手に『鯛の香味油』を使う

Point①:鯛のアラを焼くことで得る3つのメリット

👉📽YouTube 00:54~

鯛のアラを一度焼くことによって

①魚特有の臭みをとる
②焼くことで得る「香ばしさ」をスープに付加する
③魚の味が凝縮する

効果を得ることができます。

①の魚の臭みけしには表面をサッとボイルする方法や、塩をして魚の水分を出すことで臭みを取り除く方法などがありますが、生臭みの除去にはこの「一度焼く」方法がラーメンスープには最適です。

②は焼くことによって香ばしさがスープへ移ります。わかりやすく言うとお雑煮にいれる餅でしょうか。焦げた餅がスープに入ることで、焦げた香ばしさがスープに移り全体的な味の構造を変えます。=(イコール)生臭みも抑える効果にもつながります。

③は一度焼く場合とそうでない場合、同じ分量でスープを取るとわかります。生の状態からのスープはダルっとする(すいません、語彙力!)ので臭みも感じやすいのですが、一度焼くことでその魚のうま味がじっくりとスープに染み出していき、奥ゆかしいおいしさのスープが作れます。

やまさん
やまさん
語彙力!

Point②:鯛の頭にあるゼラチン質を引き出すには…

👉📽YouTube 03:16~

魚の「あたま」部分は、「目玉」の周りや「カマ」の部分にたくさんゼラチン質を含む部位です。

前回の「鯛出汁ラーメン」でもゼラチン質は出ているのですが、圧力鍋を使うことでより深いところからの旨味をしっかりと引き出します。

クリアなスープを作るにはこの方法は向きませんが、うま味の強い白湯(パイタン)スープを作るには圧力鍋が手っ取り早く時短(完成まで約45分)にもなるのでおススメです。

Point③:鯛の旨味をたっぷりと含む『鯛の香味油』

👉📽YouTube 07:03~

鯛の香味油を使うことでよりプロっぽい仕上がりになります。

詳しくは【#093】鯛の香味油の作り方を参照してもらえたらと思いますが、チー油をベースに青ネギと生姜で仕上げます。

あっさりなスープをコッテリスープに変えるには何かしらの香味油が必須です。この香味油を使うことで、少し頼りない繊細なスープにパンチとコクを付加することができます。

大切なのは香味油に「ショウガ」を加えること。

香味油でフタをするので、香味油自体に臭みが残っていると生臭いスープになり、せっかくおいしいスープも台無しになってしまいます。

やまさん
やまさん
生姜は扱いのむつかしい食材で、簡単に臭みをとってしまうのでスープには使用しません。せっかくの繊細な鯛の旨味がもったいないですからね。

ちなみに、あっさり食べたい方は香味油なしがおススメです。このスープだけでもおいしさは保証します(*‘ω‘ *)

👇さっそく動画にてチェック!

🍜鯛白湯ラーメン・まずはYouTubeでチェック!

見た目にもきれいな黄金スープに華やかなトッピングがうれしい『鯛白湯ラーメン』の作り方をYouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍

鯛のアラを一度焼くことがポイントです

トッピングに載せる具材は何でもよいのですが、低温調理したレアチャーシューは繊細なスープにピッタリ(´ω`*)↓

スープの作り方・時系列

おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。

  • STEP1
    準備①
    香味野菜の準備(🎈📽YouTube 00:35~)
  • STEP2
    調理①
    鯛のアラの表面を焼く (🎈📽YouTube 00:54~)
  • STEP3
    調理②
    焼き上げた鯛のアラを鍋に入れ火にかけます(🎈📽YouTube 01:47~)
  • STEP4
    調理③
    沸騰したらしっかりと灰汁を取り除く(🎈📽YouTube 02:17~)
  • STEP5
    おまけ
    クリアなスープは鯛出汁ラーメンに(🎈📽YouTube 02:50~)
  • STEP6
    調理④
    香味野菜を入れ、圧力鍋で45分煮込む(🎈📽YouTube 03:16~)
  • STEP7
    調理⑤
    スープが完成したので漉します(🎈📽YouTube 03:40~)
  • STEP8
    調理⑥
    トッピングの準備(🎈📽YouTube 04:49~)
  • STEP9
    調理⑦
    タレとスープの準備(🎈📽YouTube 06:36~)
  • STEP10
    調理⑧
    麺を茹でる(🎈📽YouTube 06:49~)
  • STEP11
    盛り付け
    麺と具材を盛り付けします(🎈📽YouTube 07:03~)
  • STEP12
    仕上げ
    完成です!(🎈📽YouTube 07:56~)
スポンサーリンク





🍜鯛白湯ラーメン・材料の準備

今回は鯛のアラだけを使ってスープを作りました。

スーパーには色んな魚のアラがあると思いますが、基本的に作り方は一緒なのでお好きな魚のアラを使って代用も可能です。お好みでミックス(白身のアラと赤身のアラなど)もおすすめです。

今回は繊細なうまみを持つ『鯛』のみのスープなので、雑味を加えないためにサブの食材は昆布と長ネギの青いところだけです。昆布のグルタミン酸のうま味と、青ネギで臭みけし効果とネギの甘味を付加します。

スープの材料

🍥スープ(動物系)の材料

  • なし

🍥スープ(魚介系)の材料

  • 鯛のアラ・・・1.5kg
  • 昆布・・・切り昆布 2枚
  • 鯖節・鰹節・鰯の煮干しのミックス・・・20g

🍥スープ(香味野菜類)の材料

  • 長ネギの青いところ・・・3本分
  • 玉ねぎ・・・1玉
  • 干し椎茸・・・3ケ

チャーシューの肉の種類

香味油はコレ

タレはコレ

その他

  • なし

 

🍜鯛白湯ラーメン・麺の選び方

ベストマッチな麺はコレ!

🍥『中細ストレート麺』です

うま味がしっかり出たスープですが、味は繊細なので細めの麺を選ぶことが大切です。

今回使用したのは歯ごたえの残る「中細のストレート麺」。麺のうまさも感じつつ、スープのコクも感じやすいように選びました。

スープの旨味を味わうためにも太麺だけは避けるようにしましょう。

🍜鯛白湯ラーメン・おすすめなトッピングと香辛料

『鯛白湯ラーメン』のトッピングです。

  1. 味的にも見た目的にもおススメ”低温調理のレアチャーシュー”
  2. スープにばっちり合う”青菜(小松菜)”と欠かせない”メンマ・味玉・のり”
  3. コッテリ感を消してくれる香りのよい”九条ネギ”にちょっとしたアクセント”白ごま”

です。

一般的なチャーシューよりも低温調理したレアチャーシューは、淡いそのテイストがスープの繊細さに相性バッチリです。食感も噛み応えのある肉感なので、一見弱そうなスープのテイストに力強さを与えます。

青菜は、上記と同じ理由でほうれん草よりも小松菜などの食感のある野菜がおすすめ。

見た目のいろどりはもちろんですが、九条ネギには白ネギ独特の辛みや臭みがないのが良いところ。細長く切ることで麺との一体感ばっちりで、コッテリ感を打ち消してくれる名脇役のトッピングです。白ゴマの風味もいいアクセントです(*´з`)

やまさん
やまさん
魁力屋」とか「来来亭」でも有名なあのネギをトッピングにしました!

おすすめのトッピング

🍥トッピングの材料

  • 低温調理チャーシュー
  • 小松菜
  • メンマ
  • 九条ネギ
  • 味玉
  • 海苔
  • 白ごま

おすすめの香辛料

🍥香辛料の種類

  • 一味唐辛子・・・おすすめ度

特段おすすめの香辛料はないかなぁと思ったんですが、アクセントに一味唐辛子があってもいいかなと思います。

やまさん
やまさん
なくても十分ですが、あえて言えばの一味唐辛子です。

🍜鯛白湯ラーメン・まとめ

『鯛白湯ラーメン』の動画は見ていただけましたでしょうか?

あらためて特徴を3つにまとめますと、

  1. 鯛のアラをメイン食材として使った”白湯スープ
  2. コクのある繊細なスープに”九条ネギ””青菜””定番のトッピング(メンマ・煮卵・海苔)”などの多種多彩なトッピング
  3. 麺は”中細ストレート麺””ホタテのうま味のきいた特製塩タレ”で仕上げる

ここを外さなければ自作の『鯛白湯ラーメン』は完成します。

ポイントはやっぱり鯛のアラを一度焼くこと。

このひと手間を加えることで上記に記したように『①魚の臭みけし②香ばしさをスープに付加③味の凝縮』効果がありますから、手間でも必ず行いましょう。

味の決め手にもなる【#093】鯛の香味油も、【#050】塩タレ(改)も大切要素となっていますので是非参照してみてください。

やまさん
やまさん
タレや香味油は冷凍保存できますから、一度作って色んなラーメン作ってみて下さいね!まとめ記事をご覧ください<(_ _*)>

 

完璧を目指すよりもまずは作ってみることのほうが大切!

せっかくなのでぜひ一度作ってみてYouTubeのコメントに報告ください( *´艸`)

自分で作った『鯛白湯ラーメン』は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)

🍜鯛白湯ラーメン・あとがき

『鯛白湯ラーメンのつくりかた』に関して、動画では伝えきれない注意点などを書いてきました。

動画では前回の「鯛出汁ラーメン」の残りのスープを使っていますが、最初からパイタン(白濁)スープにしたい場合、灰汁を引いた後(02:31)の野菜を入れるタイミングで材料を全部入れ、圧力45分でやってみてください。

やまさん
やまさん
どうしても、一つのスープから2~4種類は作りたいんです。その方が家庭でも飽きずに作ってもらえると思ってるんですが、どうでしょうか??

鯛だけでなく、ブリやサーモンなどのアラもミックスしてもいいですね。今回のラーメンは、その時にある魚のアラでの代用は十分可能ですから、気軽にチャレンジしてみてください。

ただ、カツオはちょっとおススメできないかな…

やまさん
やまさん
マグロやカツオなどは臭みが強いのでラーメンには不向きですね。

質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。

引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)

ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)

小池さん
小池さん
九条ネギがとてもいい食感でスープとの相性ばっちりだったね!
やまさん
やまさん
意外にも、海苔も白ゴマもいい役割を果たしてくれてます!

ごちそうさまでした!(*´з`)

ブログランキング参加中です!クリックで応援になります!!

ブログランキング・にほんブログ村へ



COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA