今回は、千葉県勝浦市のご当地ラーメンの『勝浦タンタンメン』の作り方をご紹介します。
勝浦タンタンメンは通常の「担担麺」とは違いゴマや芝麻醤を使わず、醤油ベースの独特な辛い味のラーメンです。発祥は、寒い海仕事を行った海女さんや漁師さん向けに冷えた体を温めるためのメニューとして好んで食されて定着しました。
表面に浮かぶ真っ赤なラー油と、地元名産の玉ねぎが特徴です。
今回のポイントは
- 鶏ガラを主体に香味野菜を入れたスープを作り
- しょうゆタレで味付けし
- 超簡単な自家製のラー油をたっぷりと使用して仕上げます。
では、早速『勝浦タンタンメン』の作り方を見ていきましょう!
🍜勝浦タンタンメン・これだけは押さえたい3つのポイント
『勝浦タンタンメン』を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。
Point①: あっさりめのスープをつくる
Point②: しっかりと火の入った玉ねぎ
Point③: 欠かすことのできない『自家製ラー油』
Point①:鶏ガラベースのあっさりスープ
👉📽YouTube 00:24~
ラー油と玉ねぎが特徴の勝浦タンタンメン。
スープはそこまで主張させる必要はありません。ですが、ただのお湯ではうま味にかけてしまうのでわりとあっさり目の鶏ガラ主体のスープを使います。
鶏がらの掃除(下処理)はしっかりと行わないとスープが台無しになってしまいますのでめんどくさがらずにそうじしましょう!『基本の塩ラーメン』のスープと同じなので、以下も参考にどうぞ。
Point②:玉ねぎの甘味がポイント
👉📽YouTube 07:16~
辛いだけのラーメンではなく、おいしい最大の秘訣は『玉ねぎ』です。
玉ねぎは炒めるととても甘みが出ますが、その甘みがスープに溶け込んでスープがより一層コクが増します。煮た玉ねぎでもいいのですが、香ばしさもプラスするために鉄のフライパンで炒めています。
鉄のフライパンでしか出せない味がありますので、本格的にこだわるなら鉄フライパンは一家に一つ持っていて損はないです。
Point③:最大の特徴!超簡単な『ラー油』の作り方
👉📽YouTube 03:45~
勝浦タンタンメンの最大の特徴であるラー油を作ります。
『ラード50g(サラダ油でもOK)にお好みの量の一味唐辛子5gを入れてレンジでチンするだけ』です。
注意しなければいけないのが短い時間で区切って様子を見ながら火入れしてください。レンジと言えど調理中目を離してしまうと、唐辛子が焦げておいしくないラー油になってしまいます。
👇さっそく動画にてチェック!
🍜勝浦タンタンメン・まずはYouTubeでチェック!
千葉県勝浦市の『勝浦タンタンメン』の作り方をYouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
辛いのに止まらいコッテリ感
汗かきながら食べるラーメンは最高です(´ω`*)↓
スープの作り方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①材料の準備と野菜の切り出し(🎈📽YouTube 00:23~)
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STEP2準備②鶏ガラの掃除(🎈📽YouTube 01:21~)
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STEP3スープ作り①スープを仕込みます(🎈📽YouTube 02:11~)~
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STEP4スープ作り②灰汁をしっかりと取り除く(🎈📽YouTube 02:14~)
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STEP5スープ作り③スープに野菜を投入(🎈📽YouTube 02:28 ~)
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STEP6調理①途中でチャーシューを取り出して煮付ける(🎈📽YouTube 02:58~)
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STEP7スープ作り④魚介の節ミックスを入れる(🎈📽YouTube 03:06~)
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STEP8スープ作り⑤3時間後、完成したスープを漉す(🎈📽YouTube 03:24~)
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STEP9調理②超簡単な自家製ラー油を作ります(🎈📽YouTube 03:45~)
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STEP10準備①炒める具材と各種トッピングの準備(🎈📽YouTube 04:16~)
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STEP11調理③玉ねぎと豚肉とニンニクを炒めてスープを作る(🎈📽YouTube 07:16~)
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STEP12調理④麺を茹でる(🎈📽YouTube 08:53~)
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STEP13盛り付けタレ・自家製のラー油・スープ・茹で上がった麺・各種トッピングを盛り付け(🎈📽YouTube 09:11~)
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STEP14仕上げ完成です!!(🎈📽YouTube 10:22~)
🍜勝浦タンタンメン・材料の準備
勝浦タンタンメンは、あまりスープは主張してきません。その理由(原因!?)はずばり『ラー油』のせいです。
ラー油自体が主張が強すぎるため、スープの旨味は伝わりにくいです。ですが、当たり前ですがただのお湯では美味しくありませんので、鶏ガラでしっかりと清湯スープを作っていきましょう。
スープの材料
🍥スープ(動物系)の材料
- 鶏ガラ・・・1.5kg分
- チャーシュー用の豚モモ肉・・・0.5~1kg
🍥スープ(魚介系)の材料
- 昆布・・・切り昆布3枚程度
- 鯖節・鯵節・宗田鰹節・鰯の煮干しのミックス・・・グーでひとつかみ
🍥スープ(香味野菜類)の材料
- 干しシイタケ・・・3つ
- 玉ねぎ・・・大1玉分(半分カット)
- 長ネギの青いところ・・・1本分
- 生姜・・・大き目&厚めでスライス2枚
- にんにく・・・1玉(よこ半分にカット)
チャーシューの肉の種類
- 豚肉・・・脂質の少なく赤身の多いもも肉(さっぱり食べれる)
香味油はコレ
- 香味油・・・自家製ラー油(ラード50gと一味唐辛子5gをレンジでチン)
タレはコレ
- 醤油たれ・・・【#014】醤油タレの作り方
🍜勝浦タンタンメン・麺の選び方
勝浦タンタンメンに使用した麺は『細ちぢれ麺』です!
ベストマッチな麺はコレ!
🍥麺の太さは細麺がおススメです
太い麺よりも『細麺』がおすすめ。細麺の中でも若干ちぢれていた方がのほうがラー油がしっかりと絡んでおいしくいただけます。
もっと細かく言うと、生麺より半生麺や低加水麺がおすすめ。ゆで加減はお好みですが、カタメが合うと思います(*´ω`*)
🍜勝浦タンタンメン・おすすめなトッピングと香辛料
『勝浦タンタンメン』のトッピングにはいくつかの特徴があります。
- 何と言っても表面を覆う”ラー油”
- しっかりと炒めて甘みを出した”玉ねぎ”
- 中心に盛られる”白髪ねぎ”
この3つです。
勝浦タンタンメンは見た目通り辛いのが最大の特徴ですが、辛いだけでなくあと引く美味しさの秘密はたっぷりの玉ねぎのおかげです。一緒に炒める豚肉は細切れにカットして使います。
チャーシューもトッピングしていますが、炒めた豚肉だけでも十分美味しく食べれます。
おすすめのトッピング
🍥トッピングの材料
- チャーシュー・・・豚モモのチャーシュー
- 白ネギ ・・・白髪ねぎにします
- 玉ねぎ ・・・しっかりと炒めて甘みを出しましょう
- 豚肉 ・・・小間切れ。
おすすめの香辛料
🍥香辛料の種類
- ラー油 ・・・おすすめ度
- 一味唐辛子・・・おすすめ度
- 韓国唐辛子・・・おすすめ度
- 黒コショウ・・・おすすめ度
表面覆ってますので、これが最大の香辛料です。
もし、もっと辛いのがお好きな方は一味唐辛子や韓国唐辛子をたっぷりかけてもいいですね。以外にも黒コショウは合いますのでおすすめ( *´艸`)
🍜勝浦タンタンメン・まとめ
『勝浦タンタンメン』の動画は見ていただけましたでしょうか?
あらためて特徴を3つにまとめますと、
- 鶏ガラベースのあっさり清湯スープ
- たれは”醤油だれ”、ラードの旨味も併せもつ”自家製らー油”
- 炒めて甘みを出した”玉ねぎ”と”豚肉”
ここを外さなければ自作の勝浦タンタンメンは完成します。
料理しない方はラーメンを一から作るのはめんどくさいと思いますが、そんなあなたには袋めんで再現しましょう!ラー油を玉ねぎがあれば、わりと手軽に再現して作れるご当地ラーメンです。
完璧を目指すよりもまずは作ってみることのほうが大切!
せっかくなのでぜひ一度作ってみてYouTubeのコメントに報告ください( *´艸`)
自分で作った『勝浦式タンタンメン』は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜勝浦タンタンメン・あとがき
『勝浦タンタンメンのつくりかた』に関して、動画では伝えきれない注意点などを書いてきました。
『辛辛魚らーめん』や『蒙古タンメン中本』に代表される辛いラーメンはとてもクセになりますよね。この『勝浦タンタンメン』もその一角になれるとても美味しいラーメンです。
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)
最高においしかった~ごちそうさまでした(*´з`)