今回は【番外編】のもったいないシリーズ第3回、チー油(鶏油)を作った時に残った鶏スープを使って『お雑煮』を作ります。
年末には欠かせない日本の伝統文化と料理である第2回の年越しそばに続いて、同じく年始に食べるお雑煮を鶏の出汁をベースに作りたいと思います(*´з`)
鶏の皮からもしっかりと出汁が出ますので捨てずに利用しましょう!
鶏の出汁の中でひと口大にカットした鶏モモ肉を茹でてさらにうま味を出したスープ、鶏の旨味たっぷりの『鶏だしお雑煮』の作り方を早速見ていきましょう!
🍜鶏だしお雑煮の作り方・これだけは押さえたい3つのポイント
鶏スープを使ったお雑煮を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。
Point①: 鶏皮は内臓肉のような臭みはありません
Point②: 鶏肉に片栗粉をまぶして軽く煮る
Point③: 味付けには”【#014】醤油ダレ”を使いましょう
Point①:ボイル中に浮かぶ”灰汁”はしっかりと取り除きましょう
👉📽YouTube 00:20~
動画内にはボイル中の動画はありませんが、ボイル時は生の鶏皮と水だけで煮ます。その際に灰汁がぶくぶく浮いてきますので、しっかりと取り除きましょう。
内臓肉ですと一度煮こぼしてからそのお湯を捨てるという作業が必要ですが、鶏皮は臭みが少ないのでこのまま煮込んでオッケーです。
はじめに灰汁を取ってしまえば、その後出てくることはありません。沸騰してから約10分程度はしっかりと見張ってあくとりしましょう(‘ω’)
Point②:ひと口大にカットした鶏もも肉に片栗粉をまぶす
👉📽YouTube 03:02~
カットした鶏もも肉に片栗粉をまぶしてから、鶏のスープの中で煮込みながら火を入れます。
片栗粉を鶏肉にまとわせることで、
- 肉の水分が外に逃げずらくなり、しっとり柔らかく仕上がります。
- 火が入ると片栗粉が凝固してプルプルと食感が良くなります。
- 片栗粉にスープがまとわりつくことで、スープのうま味と一緒に美味しく食べることが出来ます
①に関して、完全に水分が出ないということではないです。あくまでもうま味が逃げにくいということです。
Point③:しょう油のキレを活かします
👉📽YouTube 05:30~
僕が作った醤油ダレは、3つのうま味のグルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸を主軸に、甘味とミネラルをプラスした自慢のタレです。
当然なんにでも使える万能たれなので、今回のお雑煮にも使ったというワケです。詳しい成分や作り方は以下を参考にどうぞ!
👇さっそく動画にてチェック!
🍜鶏だしお雑煮の作り方・まずは動画でチェック!
YouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
お餅は二個にしました
鶏の旨味たっぷり、三つ葉と柚子がいい仕事してます(´ω`*)↓
鶏だしお雑煮の作り方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①チー油を取り終わったスープから、出汁ガラと化した鶏皮を取り出します(🎈📽YouTube 00:20~)
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STEP2準備②お雑煮のトッピングを準備します(🎈📽YouTube 01:06~)
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STEP3準備③鶏のもも肉をひと口大にカットして片栗粉をまぶす🎈📽YouTube 03:02~)
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STEP4準備④冷蔵庫に保存しておいた鶏スープ。ゼラチンで固まっています(🎈📽YouTube 03:42~)~
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STEP5調理①沸騰した鶏スープに片栗粉を付けた鶏肉を入れ火を入れていきます(🎈📽YouTube 04:15~)
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STEP6調理②鶏肉に火を入れている間に餅と長ネギを焼きます(🎈📽YouTube 04:34~)
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STEP7調理③スープをしょうゆダレで味付け(🎈📽YouTube 05:30~)
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STEP8盛り付け焼けた餅・スープ・各種トッピングを盛り付けます(🎈📽YouTube 06:00~)
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STEP9仕上げ完成です!!(🎈📽YouTube 06:55~)
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ENDおまけ動画【2倍速】餅が焼けるまで(^^♪(🎈📽YouTube 07:22~)
🍜鶏だしお雑煮の作り方・材料の準備
今回はすっきりキレのある味付けにしたかったため”【#014】醤油タレ”を味付けに使用しました。
ですが、ちょっと甘めにしたい場合は自家製のめんつゆを使われることをおススメします。以下に超簡単なレシピがありますのでご参考にどうぞ!
僕の家の自家製麺つゆのレシピです。
計量するだけでめちゃくちゃ簡単なのでぜひ常備されることをおススメします!!
簡単な作り方は以下の通り↓
- しょうゆ:200cc
- みりん :200cc
- ほんだし:大さじ1
- 切り昆布:一枚
これを計量して麦茶など作るポットやタッパーに入れるだけです。一晩寝かせてください。それだけ。
使うときはお好みの濃さに割って使ってくださいね。
鶏だしお雑煮の材料
🍥動物系の材料
- 鶏出汁 ・・・チー油(鶏油)を煮たときの煮汁
- 鶏のもも肉・・・むね肉ではなくモモ肉。やわらくて程よい脂が、より一層おいしくしてくれます
🍥魚介系の材料
- なし
🍥香味野菜類の材料
- なし
調味料あれこれ
- ラーメンのしょうゆダレ・・・適量(味加減はお好みで)→【#014】醤油タレの作り方
その他、必要な食材・材料
- 切り餅・・・2個
🍜鶏だしお雑煮の作り方・おすすめなトッピングと香辛料
年始のおせちには必須のかまぼこがありましたのでトッピングで飾り切りにして使いました。
お正月という年始の一大イベントは高貴な香りに包まれたいもので、僕の中では冬に旬を迎える柚子がその役割を果たしてくれます。ゆずの香りがほんの少しあるだけで贅沢な気持ちになりますよね( *´艸`)
三つ葉は噛むと清涼感があって香りもよく、さらに見た目にもいいですので必須です。
おすすめのトッピング
🍥トッピングの材料
- 長ネギ ・・・長めにカットして焼ネギにします
- 柚子 ・・・料理を一層華やかにしてくれます
- 三つ葉 ・・・素敵な香り
- かまぼこ ・・・お正月なので飾り切り
- ほうれん草・・・あか揚げが必須です。茹で方は以下を参照
おすすめの香辛料
🍥香辛料の種類
- 七味唐辛子・・・おすすめ度
- 一味唐辛子・・・おすすめ度
お雑煮にはチリ系のスパイスはなくてもいいですね、ですから星は三つにしました。
三つ葉と柚子の華やかな香りが充分心を満たしてくれますので、余計な薬味はいらないです(´ω`*)
🍜鶏だしお雑煮の作り方・まとめ
動画は見ていただけましたでしょうか?
お餅に焼目がうまく尽きませんでしたが、本当は焼目ありが好きです笑
そう、簡単に言うと失敗しました(*’ω’*)
失敗は成功のもと、次回はがっつり焦げ付かせます笑
鶏のスープもしょうゆダレも冷凍してストック可能です。ストックしておけばすぐに作れます。
もちろん、前回紹介した『鶏そば』と一緒に仕込んで、年末は『鶏そば』で年始は『鶏だしのお雑煮』と作ると忙しい年末に効率よくおいしい料理が作れますよ。
自分で作ったお雑煮は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜鶏だしお雑煮・あとがき
動画では伝えきれない『鶏だしのお雑煮』を作る際で気をつける点など書いてきました。
チー油(鶏油)を作った際に残ったスープですが、動画にある通りゼラチンでプルプルに固まるくらい旨味たっぷり出ています。これをベースにご飯を炊いてもいいですし、野菜スープを作ってもいいです。こんなに贅沢な煮汁使わない手はないです!
もったいないので捨てずに作ってみて下さいね!!
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)