今回は、その人気ぶりからもはやラーメンジャンルの一つになったといっても過言ではない『ラーメン二郎』のラーメンを作りました。
昭和43年に東京都目黒区で創業、その後慶應義塾大学がある三田に店舗を移し「ジロリアン」と呼ばれる熱狂的なファンがついている超有名な人気ラーメン店です。
創業した東京・関東圏だけでなく全国で絶大な人気を誇り、「二郎系」とも呼ばれる『ラーメン二郎』を模倣したラーメン店があちこちに点在しています。
今回のポイントは
- ゼラチン質たっぷりな豚足(+豚ウデ肉・背脂)を主体にしたスープ
- 二郎といえばのオーションを使った極太麺
- たっぷりの野菜とぶた(チャーシュー)とにんにくをトッピングして仕上げます
では、早速『ラーメン二郎』の作り方を見ていきましょう!
このブログは、管理人が「ラーメン二郎」のオマージュとしてアレンジして作ったものであり、お店の正確なレシピ紹介ではありません。
あくまでも○○風というオリジナルですので、作り方などは参考としてラーメン作りを楽しんでください。
🍜ラーメン二郎・これだけは押さえたい3つのポイント
『二郎ラーメン』を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。
Point①: チャーシューは『豚のウデ肉』を使います
Point②: たっぷりの野菜・にんにく・アブラ
Point③: 日清製粉の強力粉『オーション』使用の極太麺!!
Point①:チャーシューのお肉は『脂』が大切
👉📽YouTube 01:19~
二郎といえば迫力あるチャーシュー、通称『ブタ』と呼ばれるその肉塊は見るだけでも圧巻です。
二郎のチャーシューの肉は、主に豚のウデ肉が使われていますが、お店によっては腕肉だけでなく脂の多いバラや肩ロースも使用されています。
動画では腕肉の中心部をタコ糸で巻きました。理由は2つありまして、ウデ肉の真ん中部分は肉厚じゃないので巻くことによって厚みを出してあげることと煮崩れを防止すること。
巻くに越したことはありませんが、面倒ならそのまま入れちゃっても大丈夫です。崩れたチャーシューも十分美味しいですからね!
パサついてしまうロースやモモ肉などはダメです。せっかくの『ラーメン二郎』の醍醐味が味わえません!
Point②:ラーメン二郎の代名詞『ヤサイ・ニンニク・アブラ』
👉📽YouTube 05:40~
「ヤサイ」はたっぷりのもやしとキャベツ、「ニンニク」はみじん切りにして後乗せしたもの、「アブラ」はスープを作った時の背脂を醤油で味付けしたものをトッピング。
この3拍子が揃って『二郎』のラーメンが完成ですよね!
自宅で作る際は、野菜の量もお好みで、にんにくは次の日の予定がないならたっぷりと、アブラは味付けアリ・ナシはお好みでどっさりと乗せてがっついて食べましょう!それが『二郎』のらーめんです。
また「カラメ(タレを上から回しかけ、さらに濃い味に調製すること)」にするのも家二郎なら自由自在。一度作ればヤミツキになりますよ~。
そんな時は自宅で作っちゃいましょう!そのためにレシピも公開してますから!!
Point③:絶対外せない!オーション極太麺
👉📽YouTube 07:31~
『二郎』のラーメンはそのビジュアルや注文方法だけでなく『麺』にも大きな特徴があります。それは、日清製粉の強力粉「オーション」を使用した超極太麺を使用していること。
「オーション」は小麦粉の皮に近い部分が多い小麦粉。ワイルドな小麦の香りとしっかりもちもちした食感が特徴です。 さらに低加水で作る麺ということで噛み応えがあり、食べたあとの満足感が半端ないです!
僕はここで述べているように製麺はしません。
「オーション麺」はさすがにスーパーには売っていないのでAmazonにて取り寄せしました。余ったら冷凍すれば日持ちします。
👇さっそく動画にてチェック!
🍜ラーメン二郎・まずはYouTubeでチェック!
見た目が圧巻な『二郎ラーメン』の作り方をYouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
圧力鍋を使えば手間が半分
ビジュアルだけでご飯食べれそうですね(´ω`*)↓
スープの作り方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①材料の準備(🎈📽YouTube 00:35~)
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STEP2調理①豚ウデ肉をタコ糸で縛る(🎈📽YouTube 01:19~)
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STEP3調理②圧力をかけます(🎈📽YouTube 03:14~)
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STEP4調理③45分後、チャーシューの肉を取り出して味付けする(🎈📽YouTube 03:32~)
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STEP5調理④再度圧力をかけ90分煮る(🎈📽YouTube 04:21~)
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STEP6調理⑤90分後、背脂と香味野菜を入れてさらに90分煮る(🎈📽YouTube 04:29~)
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STEP7調理⑥背脂を味付けする(🎈📽YouTube 05:04~)
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STEP8調理⑦ラーメントッピング具材の準備(🎈📽YouTube 05:40~)
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STEP9調理⑧麺を茹でる(🎈📽YouTube 07:31~)
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STEP10盛り付け盛り付けします(🎈📽YouTube 07:50~)
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STEP11仕上げ完成です!!(🎈📽YouTube 09:22~)
🍜ラーメン二郎・材料の準備
『二郎』のラーメンスープのベースは「豚」です。
店舗ではあれだけ大量のブタ(チャーシュー)を仕込んでいるので、肉の出汁のみのお店もあると思います。俗にいう「非乳化系」ですね。
豚のゲンコツもプラスして煮込めば、アブラとスープと火加減でうまく乳化するのでより美味しいスープが作れます。「乳化系」と呼ばれるお店はゲンコツを使っているか、ブレンダーなどで攪拌しているかもしれませんね。
今回は豚足をメイン(+チャーシュー肉と背脂)に使い、そのゼラチン質をうまく活かした濃厚なブタブタスープを作っていきます。
スープの材料
🍥スープ(動物系)の材料
- 豚足 ・・・5本(約2.5kg)
- 豚ウデ肉・・・2kg
- 背アブラ・・・500g
🍥スープ(魚介系)の材料
- なし
🍥スープ(香味野菜類)の材料
- にんにく ・・・2個分
- 長ネギの青いところ・・・あれば
- キャベツの芯 ・・・一個分
チャーシューの肉の種類
- 豚ウデ肉・・・必要であれば紐でくくる
香味油はコレ
- ラード・・・スープに浮いた豚脂
タレはコレ
- 醤油たれ ・・・80cc(【#014】醤油タレの作り方)
- 味の素(MSG)・・・30g
🍜ラーメン二郎・麺の選び方
ベストマッチな麺はコレ!
🍥『超極太オーション麺』です
『二郎』のラーメンには絶対に欠かせないパーツの一つである極太麺の「オーション麺」
上記でも述べましたが、オーションとは小麦粉の皮に近い部分が多い強力粉です。
麺は低加水&太いので、食べるときに小麦の香りが楽しめる麺です。極太すぎて食べるとアゴが疲れたりしますが、それも二郎というラーメンの楽しみ方でもあります。
🍜ラーメン二郎・おすすめなトッピングと香辛料
『二郎ラーメン』のトッピングです。
- ぶ厚くたっぷり”ブタ(チャーシュー)”
- 山盛りにするのが大切”ヤサイ”と”にんにく”
- 醤油で味付けしたトロトロな”アブラ”
です。
チャーシューは分厚く切ってかぶりつきましょう!もう好きなだけ、『ラーメン二郎』に関してはたっぷりと好きなだけ…
もやしとキャベツもたっぷりと。味がモノ足りない方は「カラメ(野菜の上に醤油タレをかける)」にして調整してください。にんにくはお好きなだけ!ただし、人に会う予定の方はダメですよ!!
アブラは今回ちょっと硬かったので、最初から一緒に煮るとトロトロになります。僕は味付けした「アブラ」が好きですが、そのままがお好みの方はたっぷりのせてどうぞ。
おすすめのトッピング
🍥トッピングの材料
- チャーシュー・・・ブタブタブタ
- もやし ・・・たっぷり
- キャベツ ・・・少し
- ニンニク ・・・たーっぷりがおすすめ
- アブラ ・・・醤油タレで味付け
おすすめの香辛料
🍥香辛料の種類
- 黒コショウ・・・おすすめ度
- 一味唐辛子・・・おすすめ度
黒コショウと一味唐辛子は味変に最高に合いますね。
🍜ラーメン二郎・まとめ
『ラーメン二郎』の動画は見ていただけましたでしょうか?
あらためて特徴を3つにまとめますと、
- うまみがしっかりと出ている”豚骨スープ”に”醤油タレ”を使って味付け
- 麺は日清の強力粉「オーション」を使った”極太麺”
- たっぷりの”ヤサイ・ブタ・ニンニク・アブラ”
ここを外さなければ自作の『二郎ラーメン』は完成します。
伝え忘れていたわけではないのですが、あえて最後に。
『二郎』のラーメンを作る上でに絶対に欠かせない最大の食材は、意外にも『グルタミン酸ナトリウム(MSG)』です!!
コレがないと始まらない!食べるなら絶対に大さじ1~3杯は必須です。
もちろん、スープも麺もトッピングも全部欠かせない存在ではあるのですが、味の素がないとまったくおいしくないんです。実際に味の素を入れずに食べてみたのですが、全く美味しくなくて絶望しました…
まぁ、足りなければ後で足せばいいんですが(*´з`)
今回僕が使った「味の素」は、グルタミン酸ナトリウム97.5%+5’−リボヌクレオタイドナトリウム2.5%ということで、難しいことは一旦置いておいて、成分的にはさほど変わらないということだけをここで伝えておきます。
完璧を目指すよりもまずは作ってみることのほうが大切!
せっかくなのでぜひ一度作ってみてYouTubeのコメントに報告ください( *´艸`)
自分で作った『二郎ラーメン』は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜ラーメン二郎・あとがき
『ラーメン二郎のつくりかた』に関して、動画では伝えきれない注意点などを書いてきました。
オリジナリティのあるトッピングや麺、さらにその量、注文時のコールの方法やお店の雰囲気から醸し出される貫禄。そのすべてが魅力的な『二郎』というブランド。
二郎系などと呼ばれる模倣したラーメン店も全国にたくさん増えました。もはや『二郎』のラーメンは一つのラーメン店(系列)の域を外れ、一つのジャンルとして認識されるまでになっていますね。
僕は料理人ですが、オリジナリティのある得意料理など持ち合わせていない平凡なシェフです。
『ラーメン二郎』を筆頭に、『六厘舎』『凪』『辛辛魚』など新しく・独創的でオリジナリティがる料理を作り出せるのはすごいことですね!!
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)
最高においしかった~ごちそうさまでした(*´з`)