今回は、神奈川県川崎市を中心に約30店舗チェーン展開しているローカルラーメンの『ニュータンタンメン』を作りました。
鶏ガラベースのスープに粗挽きの唐辛子・溶き卵・ニンニク・ひき肉で作り上げる一杯で、溶き卵が入ることで辛いながらもまろやかなウマさが最大の特徴。たっぷりのにんにくと粗挽き唐辛子でスタミナ満点のラーメンです。
今回のポイントは
- 鶏ガラのみのスープをベースに
- 豚挽肉・にんにく・唐辛子をたっぷり使って
- 特製の塩タレと中細麺で仕上げます
では、早速『ニュータンタンメン』の作り方を見ていきましょう!
このブログは、管理人が「ニュータンタンメン」のオマージュとしてアレンジして作ったものであり、お店の正確なレシピ紹介ではありません。
あくまでも○○風というオリジナルですので、作り方などは参考としてラーメン作りを楽しんでください。
🍜ニュータンタンメン・これだけは押さえたい3つのポイント
『ニュータンタンメン』を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。
Point①: 鶏ガラだけを使った鶏の旨味たっぷりのスープ
Point②: 韓国唐辛子・にんにく・豚ひき肉でスープを仕上げる
Point③: スープに溶き卵が最大の特徴です
Point①:鶏ガラは首付きのガラを使います
👉📽YouTube 00:35~
鶏ガラには、首の部位のみの「首ガラ」や銅のみの「胴ガラ」、首や胴が両方付いていても肉が完全にこそぎ落とされた「スカスカの鶏ガラ」があります。
僕のおすすめは首肉や皮・脂が残っている「首・胴の一体型の鶏ガラ」です。肉が少し残っていることで肉の上品なうま味が出ますし、ガラだけでは希薄になりがちなスープも厚みが増します。
Point②:韓国唐辛子・にんにく・豚ひき肉で絶妙な仕上がり
👉📽YouTube 04:27~
前回の『【#067】台湾ラーメンの作り方』では、丸1本の唐辛子をブレンダーで砕いた唐辛子を使いましたが、今回のトウガラシは粗挽きの韓国唐辛子を使います。同じに感じる唐辛子も、それぞれ味に違いがありますので使い分けることも大切です。
また、このラーメンの味の決め手はニンニクです。
トウガラシの辛味や豚ひき肉なども無くてはならない要素ではありますが、にんにくがたっぷり使われないとこの味とラーメンの骨格を出すことは不可能です。
なので、にんにくは躊躇せずたっぷりと使うことを心がけて作りましょう。思い切りが大切です!
Point③:『川崎溶き卵タンタン』
👉📽YouTube 07:12~
ラーメン王と呼ばれるライターの「石神秀幸」によると、元祖ニュータンタンメン本舗のラーメンは『川崎溶き卵タンタン』というらしいです。(参考:元祖ニュータンタンメン本舗イソゲン|Wikipedia)
溶き卵系のスープは、中華では定番のとろみをつけた卵コーンのスープや、わかめと胡麻(ごま油)が特徴の韓国風たまごスープなどがありますね。
直系店舗のイソゲン(五十源)では中華料理の麻婆豆腐やエビチリ、韓国料理のキムチや焼肉まで多様に提供されていますので、オリジナリティあふれるラーメン『ニュータンタンメン』が完成した理由もなんとなく分かりますね。
👇さっそく動画にてチェック!
🍜ニュータンタンメン・まずはYouTubeでチェック!
豚挽肉が入ることで、スープにわずかながら豚の旨味も入っておいしくなる『ニュータンタンメン』の作り方をYouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
ふんわり卵を作るには??
ぜひ動画5:40秒辺りをチェックしてくださいね(´ω`*)↓
スープの作り方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①鶏ガラのそうじ(🎈📽YouTube 00:35~)
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STEP2調理①圧力鍋に材料を入れます(🎈📽YouTube 01:33~)
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STEP3調理②鍋を火にかけます(🎈📽YouTube 02:01~)
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STEP4調理③沸騰したら灰汁を取り除く(🎈📽YouTube 02:26~)
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STEP5調理④圧力をかけ90分煮る(🎈📽YouTube 02:50~)
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STEP6調理⑤90分後、スープを漉して一旦完成(🎈📽YouTube 03:03~)
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STEP7調理⑥にんにくのみじん切りの準備(🎈📽YouTube 03:34~)
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STEP8調理⑦溶き卵の準備(🎈📽YouTube 04:10~)
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STEP9調理⑧スープ仕上げ(🎈📽YouTube 04:27~)
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STEP10調理⑩麺を茹でる(🎈📽YouTube 06:44~)
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STEP11盛り付け盛り付けします(🎈📽YouTube 07:12~)
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STEP12仕上げ完成です!!(🎈📽YouTube 07:37~)
🍜ニュータンタンメン・材料の準備
今回は鶏ガラのみを使ったスープで、香味野菜類は全く入っていません。
スープのベースは鶏ガラのみですが、豚ひき肉で「豚の旨味」、にんにくで「ダイレクトなインパクト」、唐辛子で「香辛料の辛味・スパイシーさとあと引く旨味」を付加しますのであえて鶏ガラのみで作っています。
スープの材料
🍥スープ(動物系)の材料
- 鶏ガラ(首付き)・・・5羽分(約2.5kg)
🍥スープ(魚介系)の材料
- なし
🍥スープ(香味野菜類)の材料
- なし
チャーシューの肉の種類
- 豚ひき肉・・・50g
香味油はコレ
- ごま油・・・香りづけ程度
タレはコレ
- 塩たれ・・・40cc(【#050】塩タレ(改良版)の作り方)
その他
- たまご ・・・2個分
- にんにく・・・たっぷり
- 赤唐辛子・・・お好みの量
🍜ニュータンタンメン・麺の選び方
ベストマッチな麺はコレ!
🍥『中細麺』です
ちょいちぢれ麺の方がいいですね。ですが、ストレート麺でも問題ありません。
細さは『ニュータンタンメン』としては中細麺がベストです。
🍜ニュータンタンメン・おすすめなトッピングと香辛料
『ニュータンタンメン』のトッピングです。
- 最大の特徴の”溶き卵”
- 粗挽きの”韓国唐辛子”
- 必須の”たっぷりのにんにく”
です。
このラーメンは炒めず煮て仕上げます。『【#046】神座のおいしいラーメン』と同じ手法ですね。
一般的には炒めることでスープへ香ばしさを加味しておいしく仕上がりますが、このラーメンは煮ることでやさしい味わいに仕上げます。
特に、にんにくを炒めず入れることによってにんにくの香りがダイレクトに伝わります。お好みはあるかと思いますが、こうすることが『ニュータンタンメン』のスープのおいしさの決め手になります。
卵はふんわり仕上げましょう。
おすすめのトッピング
🍥トッピングの材料
- 豚ひき肉・・・粗挽きがおススメ
- 唐辛子 ・・・韓国の粗挽き唐辛子
- にんにく・・・たっぷり使う
- 溶き卵 ・・・ふんわりが大事
おすすめの香辛料
🍥香辛料の種類
- カエンペッパー・・・おすすめ度
- ラー油 ・・・おすすめ度
韓国唐辛子は甘味が強めな唐辛子です。より辛いのがお好きな方は、カエンペッパー(粉唐辛子)をプラスすることでダイレクトな辛みが味わえます。また、「香り+辛味」が欲しい方はごま油の代わりにラー油を使うとGOODです。
🍜ニュータンタンメン・まとめ
『ニュータンタンメン』の動画は見ていただけましたでしょうか?
あらためて特徴を3つにまとめますと、
- 鶏ガラのみで作る鶏の旨味たっぷり”鶏ガラスープ”
- ”ニンニク・粗挽き唐辛子・豚ひき肉”で作る仕上げのスープ
- 麺は”中細麺”、”特製の塩タレ”で味付け
ここを外さなければ自作の『ニュータンタンメン』は完成します。
最大の特徴である「溶き卵」はふんわり仕上げることが大切です。動画内(5:40~)にもありますが、菜箸でスープに渦を作りそこへ流しいれることできれいな溶き卵が出来上がります。
ひとつ注意点は、必ずボコボコと沸騰してから卵を入れること。温度帯が低いときれいに仕上がりません。
2回目も必ずボコボコと再沸騰するまで待ってから投入しましょう!
完璧を目指すよりもまずは作ってみることのほうが大切!
せっかくなのでぜひ一度作ってみてYouTubeのコメントに報告ください( *´艸`)
自分で作った『ニュータンタンメン』は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜ニュータンタンメン・あとがき
『ニュータンタンメンのつくりかた』に関して、動画では伝えきれない注意点などを書いてきました。
川崎っ子のソウルフードの『元祖ニュータンタンメン本舗』。
唯一無二のラーメンは、韓国唐辛子の辛味とニンニクのパンチと溶き卵のまろやかな美味しさがマッチしたラーメン。
どこか台湾ラーメンにも似た構成ですが、その味わいは全くの別物。小さいころからこの味になじんでしまったら、一生川崎から離れられなそうです(*´ω`*)
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)
最高においしかった~ごちそうさまでした(*´з`)