今日はラーメンのトッピングシリーズ第4弾として、あるとうれしいトッピングの『ほうれん草(青菜)』の茹で方について説明していきます。
ほうれん草のトッピングは全部のラーメンにあるわけではなく、ある程度限定されたラーメンのトッピングですね。
どちらかというと昔ながらの醤油ラーメンに多いような気がします。また、近年では”家系ラーメン”のトッピングとしてメジャーでしょうか。
ほうれん草の茹で方にはちょっとしたコツがあります。茹で上がりは流水に浸けず陸揚げし、きちんと歯ごたえを残すことが大切なポイントです。
では、さっそくほうれん草を茹でる際のポイントを見ていきましょう。
🍜ほうれん草の茹で方・これだけは押さえたい3つのポイント
歯ごたえの残る『ほうれん草』を茹でていくうえでのポイントを3つにまとめました。
Point①: 根元の土(泥)をしっかり洗い落とす
Point②: お湯にひとつまみの塩を入れる
Point③: ここが最大のポイント!陸揚げで冷ます
Point①:ほうれん草についている土(泥)をきれいに洗い流す
👉📽YouTube 00:46~
茹でる前にしっかりと泥や土を落としましょう。少しでも残っていると、食べたときにジャリっとして不快な思いをすることになります( ゚Д゚)
たっぷりの水に浸すように洗うと葉を傷めずにきれいに洗うことが出来ます。
Point②:塩を入れるのを忘れない
👉📽YouTube 01:10~
塩を入れるのは、仕上がりを鮮やかにするためです。塩を入れずに茹でてしまうと、茹で上がりはモヤっとして野菜の良さを引き出してあげることが出来ません。
野菜の緑色(クロロフィル)の分子は塩のナトリウムイオンによって安定するので、塩を入れることで酸化酵素を抑え青色を変色させず、栄養成分が水に流れ出るのを防ぎます。出典:青菜に塩|辻調グループ
塩は味付けではありませんよー(‘ω’)
Point③:茹であがったら水に浸けて冷ましていませんか?
👉📽YouTube 01:48~
まずは陸揚げ(おかあげ)という方法についてご説明します。
陸揚げとは、野菜など茹でたり煮たりしたものを水に浸けずザルにあげて汁を切ることです。
よくテレビの料理番組などで野菜を茹でた際に、水に浸けて冷ますのをよく見かけます。この方法のメリットは野菜の青み(クロロフィル)をキープしやすいことですが、最大のデメリットはせっかくの野菜の味と食感を損ねてしまうことです。
料理とは見た目も大切ではありますが、何よりおいしく食べることが第一。ぼくの料理人人生をかけてでも陸揚げ(おかあげ)をおススメします!!
新鮮なほうれん草を見分ける方法は、葉がよれておらずピンと立っているモノで根本が鮮やかなピンク色の物ほど新鮮な証です。
動画でも伝えていますが、根元の部分は食べれます。鉄分やマンガンなどミネラルも多く含まれているので捨てずに利用しましょうね(^^♪
👇さっそく動画にてチェック!
🍜ほうれん草の茹で方・まずは動画でチェック!
『ホウレンソウの茹で方』YouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
新鮮な法蓮草を使って作りました
今回は地元のJAで仕入れたほうれん草です(´ω`*)↓
ほうれん草の茹で方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①まず約4Lのお湯を沸かし、そこへ大さじ1の塩を入れる(🎈📽YouTube 00:25~)
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STEP2準備②ほうれん草の泥を落とす。特に根元に多いので注意(🎈📽YouTube 00:46~)
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STEP3準備③均一の火が入るように根元を揃える(🎈📽YouTube 00:54~)
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STEP4調理①根元から先に10秒ほど沸騰したお湯につける(🎈📽YouTube 01:01~)~
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STEP5調理②菜箸を使って全体をお湯につけていく(🎈📽YouTube 01:10~)
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STEP6調理③約30~40秒でザルに引き上げ、ほうれん草が重ならないように広げてそのまま冷ます(🎈📽YouTube 01:48~)
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STEP7仕上げ冷めたら盛り付けて完成!!(🎈📽YouTube 03:12~)
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おまけ動画ほうれん草オムレツほうれん草オムレツ作りました( *´艸`)(🎈📽YouTube 04:26~)
🍜ほうれん草の茹で方・おつまみとして食べる
シャキシャキ・サクサクと食感の小気味良いゆで加減のボイルしたか『ほうれん草』。
今回僕は『ホウレン草をたっぷり入れたオムレツ』にして食べましたが、そのまま食べるならポン酢がおすすめ。鰹節たっぷりかけて食べるとお浸しの完成です。
僕のおすすめのラーメンポット
使用した鍋は、料理人歴20年の僕が愛用する万能鍋・24cm(4L)の『HAL KING 無水鍋』です。
今回のような少量のスープ作りに向いています。その他にも、チャーシューを煮たりメンマを作ったりタレを作ったり…何かと使い勝手の良い鍋です。
この鍋のすごいところはコンセプトでもある『1鍋8役』のとおり、炊く・蒸す・煮る・茹でる・焼く・炒める・揚げる・オーブン代わりの天火調理ができることです。安心しておススメできる無水鍋は『一家に一つ』『一生に一度のお買物』として間違いなしです!!
おすすめの追加野菜
🍥追加野菜の材料
- キノコ・・・しめじやエノキはも感も豊かになりますのでおススメ
- 油揚げ・・・千切りにした油揚げはコク出しにどうぞ
おすすめの香辛料・調味料など
🍥香辛料・調味料の種類
- かつおぶし・・・おすすめ度
- ポン酢 ・・・おすすめ度
- 白だし ・・・おすすめ度
- 白ごま ・・・おすすめ度
鰹節はうま味の補強にバッチリ、定番のトッピングですね。香ばしい白ごまは、見た目良く仕上げる飾りとしてもいいですね。
味付けはポン酢だとさっぱりと、白出汁ならあっさり上品な仕上がりに。お好みでどうぞ。
🍜ほうれん草の茹で方・まとめ
みんな大好き『法蓮草』を作る際に気をつけるポイントは上記で述べました。
一番僕が伝えたいのは陸揚げが野菜の本質を損なわずおいしく茹で上げる方法だということ。
水にとってしまうと水っぽくなって野菜本来のうま味も逃げてしまいます。これはほかの野菜も共通で、アスパラやそら豆など青味のある野菜は共通して陸揚げがおすすめです。
今後野菜を茹でる際は陸揚げ(おかあげ)で茹で上げることを気をつけてみてください。
ほうれん草のトッピングは家系ラーメンに多いと伝えましたが、家系ラーメンで使うには大切なポイントがもう一つあります。それは、陸揚げで茹で上げた後、必ず水気をしっかり絞って水分を無くすことです。
これをしないとせっかく濃厚な家系ラーメンのスープが台無しですし、ライスに合わなくなってしまいますのでしっかりと水気を絞り切りましょう!!!
ほうれん草といえば…→【#033】横浜家系ラーメンの作り方
陸揚げ(おかあげ)で茹でた野菜は、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜ほうれん草・あとがき
ほうれん草の茹で方について、動画では伝えきれない注意点などを書いてきました。
ほうれん草の茹で方、一言でいうと陸揚げ(おかあげ)で茹でて下さい!ってことです。
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)