今回は【番外編】第6回のもったいないシリーズ、ヘット(和牛脂)を作った時に残ったひき肉を使ってみんな大好き『和牛そぼろ丼』を作ります。
食材である牛の脂を挽肉にしてもっらたものですが、脂の挽肉といえど完全に脂だけとはなりません。脂の周りにはスジや腱、そして身の部分である肉が少なからずついています。
動画を観ていただければわかると思うのですが、真っ白の挽肉の中にもわずかにピンク色の肉の部分も見つけることが出来ます。
こんなに脂以外の部分が残ると思わなかったのですが、せっかくとれたリッチな和牛のひき肉ですから捨てずにおいしくいただきましょう。
ヘット(和牛脂)を作る過程で残った肉を使った『和牛そぼろ丼』の作り方、早速見ていきましょう!
🍜和牛そぼろ丼の作り方・これだけは押さえたい3つのポイント
和牛そぼろ丼を作っていくうえでのポイントを3つにまとめてみました。
Point①: 牛脂は挽肉にしてもらいましょう
Point②: さっと煮るだけで充分です
Point③: 甘めに味付けするのがおいしく作れるコツ
Point①:牛脂はお肉屋さんで挽いてもらいましょう
👉📽YouTube 00:25~
じつは体格の大きい牛さんからは牛脂がたくさんとることが出来ます。ですが、肉の部位は食べても脂質部分は基本的に食べませんよね。なので、行き場のなくなった牛脂は回収・もしくは廃棄対象となります。
あまり知られていませんが、実は食肉業者はお金を払って脂部分を廃棄回収してもらっています。何が言いたいかというと、廃棄対象になるくらいなので値段がとにかく安いんです。お店によってはタダでもらえたりします。なので、お肉屋さん・スーパーの精肉部門のお兄さん・おねえさんに聞いてみて下さい(*´ω`*)
牛脂は石鹸の材料になっていることをご存じですか?
最初に聞いたときはびっくりしましたが、昔からある伝統的な作り方のようです。よくよく考えると食べれるものですし、環境問題に配慮できる素晴らしいアイデアですよね。
牛脂の成分はオレイン酸41%、ステアリン酸18%、パルミチン酸27%という構成比、オレイン酸多めです。
オレイン酸はオメガ9脂肪酸で代表的なものにオリーブオイルがあります。ということは、石鹸の成分には適しているんですね。
💡参考にしました:1970年代 店舗牛脂のリサイクルを開始|吉野家
ついでに豆知識:ゼリーを固めるときに使われるゼラチン。あれって動物の皮膚や骨、腱などの主成分であるコラーゲンに熱を加え抽出したものって知ってましたか?
Point②:煮詰めるだけでおいしいそぼろの出来上がり
👉📽YouTube 02:45~
そぼろは見た目通り粒子の細かい肉やスジです。なので、味をしみ込ませることなく一度煮詰めただけでいい塩梅の味付けになります。
味付けが濃い目が好きな方は一晩寝かせて翌日に食べることをおススメします(*´з`)
Point③:味付けは甘めに仕上げましょう
👉📽YouTube 01:23~
動画内では砂糖を入れすぎたのですが、意識的にちょい甘めに味付けを心がけてみて下さい。
割合は、砂糖1:みりん風調味料2:醤油2
(今回でいうと砂糖25g:みりん風調味料50cc:醤油50cc)
ある程度甘さがないと味付けがしょっぱく感じてしまうはずです。この割合を参考に作りましょう。
👇さっそく動画にてチェック!
🍜和牛そぼろ丼の作り方・まずは動画でチェック!
YouTubeで動画をアップしていますのでチェック👍
【YouTube動画】はコチラ👉
一瞬で食べちゃいました。和牛はやっぱりウマし(´ω`*)↓
和牛そぼろ丼の作り方・時系列
おおまかな手順にはなりますが、基本的には以下の通りで進めていきます。
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STEP1準備①ヘット(牛脂)の仕込みが終わったので、油を漉します(🎈📽YouTube 00:41~)
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STEP2準備②調味料の準備(🎈📽YouTube 01:23~)
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STEP3調理①鍋にすべての材料を入れ、水分が無くなるまで火を入れます(🎈📽YouTube 02:02~)
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STEP4調理②ここまで煮詰まれば完成です(🎈📽YouTube 02:57~)
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STEP5盛り付けライス・そぼろ・煮卵・三つ葉を盛り付けます(🎈📽YouTube 03:09~)
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STEP6仕上げ完成です!!(🎈📽YouTube 03:54~)
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ENDおまけ動画【2倍速】ヘット(和牛脂)の作り方(^^♪(🎈📽YouTube 04:23~)
🍜和牛そぼろ丼の作り方・材料の準備
牛脂は牛脂でも、できれば国産牛の脂を使いようにしてください。輸入牛(特にグレイン種と呼ばれる牧草のみを食べて育った牛)は脂の臭いがきつい。
国産の牛でも何種類かありますが、やっぱり和牛の脂が一番香り高くおすすめです。
Q.国産牛と和牛の違いは?
A.簡潔に答えます。
和牛:食肉専用に育てられた牛肉。『和牛×和牛』の掛け合わせ。
国産牛:上記外の乳牛や交雑牛など。ただし、交雑牛は『和牛×和牛以外』との掛け合わせなので食肉専用牛だが和牛と表記できない
💡参考にしました:「和牛」と「国産牛」 – 違いがわかる事典
和牛そぼろ丼の材料
🍥動物系の材料
- 和牛の挽肉・・・約200g
🍥魚介系の材料
- なし
🍥香味野菜類の材料
- なし
調味料あれこれ
- ヤマサの新味醤油 ・・・50cc
- ミツカンほんてり(みりん風調味料)・・・50cc
- きび砂糖 ・・・25g
その他、必要な食材・材料
- なし
🍜和牛そぼろ丼の作り方・おすすめなトッピングと香辛料
そぼろには欠かせない相性の良い食材に”たまご”があります。今回は卵黄にしようか味玉にしようか、すごく迷いましたが味玉にしました。
もちろんそぼろの定番である『炒り卵』でもオッケー。卵のやさしい甘味がより一層そぼろ丼をおいしくしてくれます。
おすすめのトッピング
🍥トッピングの材料
- たまご ・・・全卵・卵黄・ゆで卵・いり卵・煮卵など、なんでも合います。
- 青物 ・・・きぬさや・インゲンなどがいいですね。今回は三つ葉です。
- 紅ショウガ・・・口直しにあると最高かも
おすすめの香辛料
🍥香辛料の種類
- 山椒・・・おすすめ度
甘辛い味付けには山椒が良く合います。うなぎなんかもスパイスに山椒は外せないですよね。
🍜和牛そぼろ丼の作り方・まとめ
動画は見ていただけましたでしょうか?
たれの分量をきちんと計って失敗しないように作りましょう( ゚Д゚)
煮つめるだけで簡単に作れますので、料理のハードルはめちゃくちゃ低いです。今回は牛肉でしたが、そぼろ丼の定番の鶏肉や濃い味の豚肉で作ってもおいしくできます。
お好みですりおろした生姜も入れて作るとサッパリ食べれますよ。
あまり難しく考えずに、料理は楽しんで作りましょう。
ヘット(和牛脂)の残りは捨てずにそぼろ丼に、一度食べたらやみつきになりますよー(*´з`)
🍜和牛そぼろ丼・あとがき
動画では伝えきれない『和牛そぼろ丼』を作る際で気をつける点など書いてきました。
食材を捨てるのは簡単です。ですが、美味しく食べれるということを知っていただきたかったんです。このブログが、食材を大切にする小さなきっかけになれたらめちゃくちゃうれしいです。
余った牛ひき肉はそのまま炒飯に入れてもよし、味噌ダレで味付けすれば『簡単肉みそ』も作れちゃいます。味付け次第で変幻自在。
質問やコメントなどはYouTubeのコメント欄に書いていただければ必ず目を通します。
引き続き、動画だけでは伝えきれない細かなことも書いていきますのでブログに遊びに来てください(*´ω`*)
ぜひ『週末』に『ラーメン』作ってみて下さいね(´ω`*)