僕のラーメン作りに参考にした本は数知れずありますが、全部羅列しても仕方ないと思うので厳選した3冊の本をご紹介したいと思います。(追記:2022年8月、ラーメン発見伝を追加します!)
まったく調理経験がない方でもこの3冊の本を読んで、僕のYouTube動画だけでなく他の有名ラーメンYouTuberの方の動画も併せて観ることで、自宅ラーメンのハードルがグッと下がります。
①ラーメン最新技術~人気店の素材選び、味の構成、わざと工夫
清湯から濃厚豚骨スープの作り方はもちろん、タレ・トッピング・麺・香味油の作り方まで有名店が惜しみなくレシピを公開しています。
この本の特におススメなのは『味のチャート』が掲載されていること。「各店のベースのスープ+各種タレ+各種香味油」を組み合わせることでメニューに幅を持たせていることが一目でわかります。
ラーメンのプロが行っている味の設計図、のぞいてみませんか??
②自家製麺ラーメン店の調理技術
この本は大きな写真付きでスープの作り方がわかります。写真だけでなく、スープ作りの流れのチャートも描かれており、写真と見比べることでより分かりやすくなっています。
さらには名店の麺の作り方とその方法・考え方まで掲載されており、ラーメンを総合的に学べる1冊になっています。ワンタンや餃子の皮の作り方も載っているのでとても勉強になる1冊です。
③ラーメン・つけめん タレの技術教本
ラーメンの命ともいえる『タレ』。そのタレを作るレシピがたくさん載っています。
僕も何種類か作っていますが、はっきり言ってタレは好みになります。本を読んで基礎固めができたら、あとは自分で好きな食材を足したり、余分なものは取り除いたり、試行錯誤してオリジナルのタレを作りましょう。
おまけ①:ラーメン大全
すごい煮干しラーメンでおなじみの「ラーメン凪」の創業メンバーで、(株)凪スピリッツの副社長でもある西尾氏によるラーメン辞典のような本。
本の紹介文に「ラーメン本の“保存版”であり“決定版”であり“集大成”」とあるように、ラーメン好きなら一家に一冊あってもいいんじゃないかレベル。スープ・タレのレシピは膨大、全国47都道府県のご当地ラーメンだけでなく地域の有名店まで紹介している、まさにラーメン辞書と呼べる一冊です。
おまけ②:ラーメン発見伝+続編
「ラーメン発見伝」はすべてのラオタやラーメン職人にとって必読書のマンガです。
ただのラーメンフリークの漫画だと侮ってはいけません。監修にはあのラーメン王でフードライターの石神秀幸氏も関わっており、内実ともに説得力のある内容となっております。
続編の「らーめん才遊記」と現連載の「らーめん再遊記」も時代に合わせたストーリー展開となっており、現在世界中でブームとなっているラーメンの歴史を追憶するためにも、さらには現在の流行を追うためのも必読書といえるでしょう。
おすすめのラーメン本・まとめ
どれもラーメンの専門書ということで、値段が高いのがネックです。
全部買うのは1万円超えちゃいますから、1冊だけ選ぶなら『①ラーメン最新技術~人気店の素材選び、味の構成、わざと工夫』をおすすめします。
ただし、この3冊を読めばラーメン作りの概念や作り方・考え方が総合的に理解できるはずなので、本気の方は3冊目を通すのがおすすめですよ。
プラス、追記した「ラーメン発見伝」はレシピもさることながら店舗経営についても勉強になることたくさん。これから本気でラーメン屋を開業するなら必見の必読書です。